MT-10SPと遊ぶ!

Road to 10万キロ

Vストローム1050xt 自作キャリア

自作キャリア第一弾完成、載せる箱はこれにしました

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 バイクに箱が載っていることに若干ながら嫌悪感を抱いていた私です。しかし、Vスト650xtでツーリングに行くようになり、箱の便利さを痛感します。中古で購入したVスト650xtにはGIVIのBlade37が付いており、通勤にも使用していたため箱がないバイクライフは、もはや考えられません。そのGIVIは、650xtに替わる通勤用のアドレス110で常時装着することに。
 どの箱を載せようか、と車両を購入する前から妄想すること数か月、徐々に箱フェチへ傾倒していきます。本命は、GIVI V47です。単純に格好良く、お土産が沢山入りそうだから。

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 しかし、いざVストを購入して慣らしを進めていると、思わぬ運動性能の高さに気付かされます。650xtとは走りのグレードが1段階か2段階高いのです(個人的見解です)。リアの高い位置にそこそこの重量(V47だとシステムで約5~6Kg)が載ると、折角の運動性能を幾分スポイルしてしまうことを懸念しました。また、コロナで先行不透明なこのような時期に新車を購入させてもらった手前、追加で箱とキャリア代約5万円欲しい、と安易に妻には言いません。

 そこで箱とキャリアへの要求性能を整理し、取捨選択を行います。

  • 直近に控えている、西伊豆ツーリングで西浦ミカン5Kgを買って帰る
  • なるべく軽量!せめて3Kg以下に抑える
  • バイク以外にも使える
  • 多少の雨ではミカンが濡れない
  • シートバッグではなく純正キャリアを活用する
  • 予算5000円ぐらい

 予算的にベースを自作するのは決定です。純正キャリアの寸法を取り、端材を加工して以下の代物が完成しました。

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これを純正キャリアに装着すると、こうなります。

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  バッグの底に穴を開け、おねじで締結する思想です。

 

 箱は以下の3点が候補に上がりました。

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 シマノの釣り道具ケース、通称バッカンです。それなりに格好良くミカンも5Kgは余裕な感じです。若干予算オーバーですが要件を満たしています。ただ普段使いで少し引っ掛かります。このバッグを持ち、京王線に乗って新宿で買い物するイメージが湧かないのです。釣りを知っている人が見ると、中にサビキが入っているのでは、と思われそうです。私は構わないのですが、妻や子供が不憫です。

 

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 信頼のトラスコ中山のツールケースです。色がオレンジで視認性に大変優れます。猟師のベストもオレンジです。とてもクールなんですが、3kg台で重いのとミカンがどの程度入るか疑問です。また、ハードケースは普段使いには向かないです。

 

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 コストと性能のバランスが絶妙な製品を多くラインナップするSK-11のツールバッグです。重量も1.5Kg以下で軽量です。値段も手が出しやすく、新宿にお買い物に行っても違和感がなさそうです。amazonの口コミを読むと、雨に強そうなコメントが多いです。
 こちらの商品を購入しました。商品到着後、キャリアから出ているおねじの間隔に合わせてポンチで底に穴を開けます。

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適当なアルミ板を挟みナットで締結します。

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そしてスポンジをひいて完成です。

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蓋を開けると最初に小物入れが有ります。

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 さて、キャリアの構成ですが、おねじはM10で強度区分10Tを使用しております。溶接の熱で引っ張り強度の低下は否めませんが、10Kg程度の質量とバイクの振動レベルなら問題ないはずです。脱着性を重視し、ねじロック材やセルフロックナットは使用せず、普通のナットで30Nm程度で締め付けます。一か所の締結で1~1.5トン程度の軸力が発生しているのでかなりの安全率です。また、純正キャリアへはM8ボルトを使用しています。と言うのも、純正キャリアのマス目の穴が思いのほか小さく、M8のウェルドナットをはめるのが精一杯でした。

 西伊豆ツーリングでは、無事にミカン5Kgを購入できました。もう5Kg入りそうです。

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サイドバッグのステーは、まだ未完成です。
ツールバッグの普段使いインプレは、随時更新してお知らせします。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。