電車好きな子供へのサービス活動
たいていの男の子は、乗り物が好きになる年齢の期間があると思います。自意識が芽生え、自分で遊べるようになった時に手元にあるおもちゃの種類により、どの乗り物を好きになるか決まるのではないでしょうか。バスか車、もしくは電車、まれに飛行機、どのおもちゃを与えるかは、親に選択権があります。
うちは電車のおもちゃを与えました。そして、我が家の移動圏内にある中央線を走る、特急あずさのプラレールを渡していました。私の目論見通り、息子はあずさ狂いとなります。「パパ、あずさが見たい!」、この要望に対して車で少し走れば、中央線沿線に行け、簡単に叶えてあげることが出来ます。仮に新幹線を渡していたら大変なことになっていたでしょう。見るには遠く、乗るには高い。新幹線というのは、お仕事で遠くに行く人が乗るためのもの、もしくはじーじとばーばの家が遠くにある人が乗るためのもの、と息子に一貫して教育しています。
親のエゴで超マイナーな特急あずさ狂いにしてしまった贖罪から、年に1~2回はあずさに乗せてあげないと罰が当たりそうです。コロナの新規感染者が増えそうになってきたので今がチャンスと25日に八王子駅から東京駅まで乗車してきました。大人二人、子供二人で片道5100円です。まだ就学前のうちの子供たちは無料のはずですが、指定席を取ると子供料金が発生するんです。前回は膝の上に乗せて席を取らなかったので大人料金だけで済んでいました。券売機に表示される5100円の値に氷つきます。Vストのトップケースの金額が一瞬で吹っ飛びます。しかし、家族に恩恵のないバイクを150万円で買った果報者(独裁者)として、ひきつる顔とクレジットカードを持つ手の震えは、妻に悟られないよう必死に抑えます。
八王子駅では、東芝のハイブリッド機関車2020年製がいつも通り鎮座しています。ジーゼルエンジンで発電してモータで駆動するのでしょうか?私的に結構気に入っていていまして、一台欲しいです。前澤社長クラスの資産があれば、広大な敷地を購入してレールを敷き走らせたいです。今回荷物を入れるカバンはVストのトップケースを活用します。あずさの荷台にジャストフィットし、自己満足に浸ることが出来ました。
東京駅では博多かねふくのふく竹でランチにします。
鮭明太御膳を猛烈に推します。前回食したときに感動しました。リピートです。鮭は鮭でも明太子がべっとりと味が中まで染みています。白飯が進みます。1450円。
妻の鶏南蛮御膳、1250円。
お子様ランチ、900円。
お子様ランチから判断するに、大人の定食は物凄くコスパに優れています。ん?逆でお子様ランチのコスパが悪いのでしょうか。普段近寄ることのない東京駅構内で判断が鈍ります。150万円のバイクに乗っている私としてはたかが数百円の話しです。相対的に考えて、900円でコスパがどーこー言ってはいけないんです。
食後のお決まり、子供の排出タイムです。少し歩かせないといけません。東京駅ビルの大丸でトイレの空いているフロアで徘徊します。
いちおう、高価な陳列品を物色している振りをして歩き回ります。私の興味の対象は、インゴットから削り出された加工品や洗練された機構部品です。この壺、うちに置いたらナットやボルトが入っていくことでしょう。トイレを済ませて、帰りは当然のごとく鈍行で帰宅しました。